人吉市の中学3年生が登壇して一般質問する「子ども議会」が7日、市議会議場であった。全3校の代表計18人が、観光施策やまちづくりについて松岡隼人市長や市幹部にただした。市教育委員会と市議会事務局主催。
子ども議員は2人ずつ登壇。きじ馬など伝統工芸品のPR方法について、生徒が「道の駅人吉に、きじ馬を景品にしたおみくじを作ったら」と提案。松岡市長は「ユニークな提案。大吉、中吉などに『人吉』を加え、引いた人の景品とするのもひとつの方法」などと答えた。
「災害時の食料備蓄倉庫に空き家・空き地を活用できないか」「子どもと高齢者が交流できるよう地域サロンを拡大して」などの提案もあった。
議長も務めた人吉第三中の宮本匠さん(15)は「ゆっくりと相手に聞きやすいように話すことを意識したけれど、緊張しました」と話した。各校へのインターネット中継もあった。(吉田紳一)
熊本日日新聞 2019年10月9日掲載