レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、F1第17戦日本GPの決勝レース終盤にピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)と接触したことについて、ガスリーの動きはばかげていて、不必要な接触だったと主張している。
決勝レースの52周目、ペレスは前を走るガスリーに追いつき、ターン1でアウト側からオーバーテイクを試みた。しかしペレスとガスリーは接触し、ペレスはタイヤバリアにクラッシュしてしまった。
本来ならば今年の日本GPは53周で争われるはずだったが、1周早くチェッカーフラッグが掲示されたため、最終的にレースは52周で終了。レース結果には1周前のリザルトが適用されるため、クラッシュを喫したペレスは9位に入賞した。
ペレスとガスリーの接触についてはレース後に審議が行われたが、スチュワードは『両方のドライバーが接触の一因である』と判断し、どちらのドライバーにもペナルティが科されることはなかった。
しかしペレスは、ガスリーの動きは“ばかげている”ものだと非難した。
「あれは不必要な接触だったと思う」とペレスは語った。
「僕は前に出ていて、彼に十分なスペースを残した。彼のマシンが縁石に乗っていないとわかったので、僕は最終ラップで完全に前に出たんだ。彼のやったことは本当にばかげている」
「そして彼は何の罰も受けなかった。とてもラッキーだったと思うよ。でも彼は僕のレースを台無しにして、ポイントを失っていたかもしれないね」
「ポジションを落としたということを受け入れなければならない時がある。(決勝レースの間は)2回も(ダニエル)リカルドが僕にそれをやってきたけれど、もしそのまま走り続けていたら、僕は同じアクシデントを引き起こしていただろう」
一方ガスリーは、このアクシデントの映像を見るまでは判断を控えたいという。
「あれはとても大きなものだった。だからもちろん理想的な状況ではないとわかっていた」とガスリーは述べた。
「僕はまず、何か違うことができたのか、あるいは彼は誰かを非難する前に何か別のことができたのかどうかを考えたい」