玩具デザイン提案へワークショップ 富山大で産学官連携事業

事前調査の内容を発表する学生=富山大高岡キャンパス

 県総合デザインセンターの産学官連携事業「とやまデザイン・トライアルワークショップ」が16日、高岡市二上町の富山大高岡キャンパスで始まった。学生は3Dプリンターを使った子ども向け水遊び用玩具のデザイン提案に向け、来年2月までワークショップやプレゼンテーションを重ねる。

 事業は県内のものづくり企業と県内外の大学を結び、就職マッチングにつなげようと、2016年度から毎年開催。今回はプラスチック製品メーカー「カイスイマレン」(同市吉久)と連携して実施する。

 同大芸術文化学部の授業「製品評価法」を履修する学生約20人と同社の開発担当者が参加。初回はガイダンスがあり、学生が事前に調べた子ども用玩具の種類や傾向などを発表した。

 担当の内田和美教授は「店に足を運んで市場調査するほか、3Dプリンターの可能性を追求し、魅力的な提案をしてほしい」と話した。

 12月の中間発表で制作案を決め、試作、実証実験を経て来年2月に最終プレゼンテーションを行う。

水遊び用玩具の種類などを紹介する学生
内田教授(右)からワークショップの進め方の説明を受ける学生

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