IWGPヘビー級王座をかけオカダと飯伏が激突! 獣神サンダー・ライガーの引退試合にはレジェンド藤波辰爾も参戦!

新日本プロレスの年間最大イベントである、1月の「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」が、2020年1月4日、5日の2日連続開催となった。その目玉となる、IWGPヘビー級選手権試合は、現チャンピオンのオカダ・カズチカ選手と、10月14日の対EVIL戦を制した飯伏幸太選手が、至宝のIWGPヘビー級のベルトをかけて激突する。

会見場に静かに現れた飯伏選手とオカダ選手。飯伏選手は「僕は、G1を優勝した次の日の会見からずっと言い続けているんですけど、インターコンチのベルトとIWGPヘビー級のベルト、この二つを同時に巻きたい。それはもっとプロレスを広めたいから」と、この試合にかける気持ちを改めて宣言。対するオカダ選手は「東京ドームを超満員に僕がしないといけない。G1では飯伏さんに負けているので、そこはしっかり借りを返したい」と闘志をにじませた。

また、オカダ選手がIWGPヘビー級王座を保持した期間が歴代最長である点を、飯伏選手は「(オカダ選手の)ベルトを持っている期間が長いすぎるのではないかと。持ち続けられることは素晴らしい。でも僕はそれを最強という意味でも超えていきたい」と挑発。しかし、オカダ選手は「長い間ベルトを持ってて、強くてごめんなさい」と余裕の表情。1.4に焦点を合わせた両選手は、お互い目を合わせることもなく、静かな会見となった。

そして、今回の「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」では、30年にわたってリング上で華麗なレスリングを披露してきたジュニアヘビー級のレジェンド、獣神サンダー・ライガー選手の引退試合が組まれる。1月4日は引退試合Ⅰと称し、ライガー選手、藤波辰爾選手、ザ・グレート・サスケ選手、タイガーマスク選手 対 佐野直喜選手、大谷晋二郎選手、高岩竜一選手、田口隆祐選手というスペシャルマッチが用意された。

ライガー選手は「引退興行だからといって、湿っぽくなるのは嫌だった。僕がプロレスラーになるきっかけとなった藤波さんや、共に戦ったサスケ、タイガー、そして相手はとんがった面子がバチバチでやれるというのがすごく楽しみです」と晴れやかな様子でコメント。今回パートナーとしてリングに上がる藤波選手が、壇上に上がると笑顔でがっちりと握手を交わした。

藤波選手は現在、新日本プロレスを離れ、ドラディションを主戦場にしながら現役を続けている。「今回、懐の深いところを見せ、1.4の新日本のリングに上がる機会を作ってくれたことを感謝したい」と謝辞を述べ、「久々に興奮というか緊張していますが、ライガー選手のパートナーとして足手まといにならないように、コンディションを整えてリングに立ちたいと思います」と意気込みを語ると、ライガー選手も「恐れ多いですね。本当に恐縮です。ありがとうございます!」と先輩レスラーの凱旋(がいせん)に感無量の様子を見せた。

「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」のその他の対戦カードは順次発表予定。試合の模様はテレビ朝日系「ワールドプロレスリング」(土曜深夜2:00)で放送される予定だ。

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