プラ容器をリサイクル 宅配弁当でワタミ

容器をリサイクルするワタミの弁当

 外食チェーン大手のワタミは今月から、県内で宅配弁当に使用するバイオマスプラスチック容器のリサイクルを始めた。容器は配達時に回収して容器として再生させ、資源循環とごみ削減を目指す。同社によると、高齢者向けの食宅配を手掛ける企業としては初めての取り組みという。

 ワタミは高齢者向け弁当の製造や配達を行っている。県内では7営業所を展開し、ほぼ県内全域で1日に約2500食を届けている。回収した容器はリサイクル工場で分子レベルに分解した炭化水素油から再び容器を製造する。

 容器はサトウキビ由来のバイオマス素材を含む。リサイクルは5月に愛知県内で始め、今月14日から北陸や東海地方の6県にエリアを拡大した。リサイクルされる容器は富山県内で1日約50キロ、6県で約620キロになる。

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