きょう18日(金)は、関東甲信から西で雨が降る見込みだ。特に、関東や東海では、あす19日(土)にかけて降り続き、大雨になるおそれがある。台風19号による被害を受けた地域では特に、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
西・東日本で一日中雨 雷を伴う所も
午前5時30分現在、関東や東海、九州北部で降っている雨の範囲は次第に広がり、午前中のうちに西日本のほとんどの地域で降り始める見込み。雷を伴って非常に激しく降る所もありそうだ。
関東では、昼頃に一度、雨脚が弱まるが、夜にかけて、再び雨の範囲が広がる予想になっている。出かける時に雨が降っていなくても、雨具があった方が良いだろう。
関東・東北南部では11月並みの気温の所も 体調管理に注意
朝の気温は西・東日本できのうよりも高くなっている。
一方、日中は気温が上がらず、全国的に平年並みかやや低い予想。関東や東北南部では、木曜日より2℃~5℃低く、11月並みの気温となる所が多くなる。台風19号の被害が大きかった地域でも、きのうよりも肌寒くなる所がありそうだ。
ただ、あす19日(土)は、気温が上がり、西・東日本で25℃前後の予想。日ごとに気温の変化が大きいため、体調管理にも注意したい。
18日の予想最高気温(前日差)
札幌 15℃(+2℃)平年並み
仙台 17℃(-3℃)10月下旬並み
新潟 22℃(+2℃)10月上旬並み
東京 17℃(+1℃)11月中旬並み
名古屋 20℃(-3℃)10月下旬並み
大阪 21℃(-3℃)10月下旬並み
福岡 20℃(+1℃)11月上旬並み
那覇 30℃(-2℃)9月下旬並み
被災地では少しの雨でも警戒を
台風19号による記録的な大雨で、多くの河川の堤防等が損傷を受けている。被害のあった地域を中心に、少しの雨でも洪水の危険度が高まるおそれがあるため、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒が必要だ。気象庁は、災害復旧作業の際にも十分留意するよう呼びかけている。(気象予報士・森戸 美唯)