名取裕子主演「カクホの女2」はいい男がいっぱい!?「目の栄養です(笑)」

テレビ東京系で10月18日よりスタートする金曜8時のドラマ「特命刑事 カクホの女2」(金曜午後8:00)の記者会見が行われ、主演の名取裕子と共演の麻生祐未、大東駿介、小野塚勇人、加藤雅也が登壇し、本ドラマの見どころなどを語った。

同作は、名取と麻生がタッグを組んだ2014年4月クール「マルホの女~保険犯罪調査員~」、さらに18年1月クール「特命刑事カクホの女」と続き好評を博したドラマシリーズの第2シーズン。名取演じる警視庁入庁以来人事一筋で、捜査は素人だがその洞察力で事件をひも解く警察官・北条百合子と、麻生演じるノンキャリアではあるが県警一の捜査実績を残している現場たたき上げのクールな刑事・三浦亜矢の凸凹コンビが、真犯人をカクホ(確保)していく痛快サスペンスエンターテインメント。

今回、三浦(麻生)は神奈川県警本部から所轄の副署長に着任。出世のように見えて、その実態は窓際の事務仕事ばかりでうっ屈とした日々を過ごしていた。そこに定年退職した北条(名取)が嘱託刑事として現場復帰してくる。明るくマイペースでひょうひょうとした北条と、クールで鼻っ柱の強い三浦が繰り広げる水と油のコミカルな掛け合いは前作よりもパワーアップ。嘱託刑事と窓際副署長という自由なコンビが、組織に縛られることなく破天荒に暴れまわる。

今作について名取は、「定年間近ということで始まったパート1ですから、終わる頃には『もう定年しちゃったんだな』と思って、もう2はないかなと思っていたんですけど、2ができることになって。人生100年の時代ですから、まだまだ定年60歳は青春真っ盛り、折り返しのピークということですから(笑)」と意欲的に語り、「前回終わった時にもう定年になっているから、刑事にはなれないんだろうなと思って。麻生さんが刑事でいる時に近くの居酒屋、熟女バーみたいなお店でも出してる役どころでやれないかなと思ったんですけど、今回はまた嘱託として復帰できて。現場も明るくて、大変なんだけどすごくチームワークが良く、若い人たちがすごく頑張ってくれて、若い力をいっぱい感じています。私事ですが、仕事場に来るといい男がいっぱいいるのが、とてもうれしいです。目の栄養です(笑)」とちゃめっ気を含んだ笑顔を見せた。

麻生は「『マルホの女』『カクホの女』に続き三度、名取さんとご一緒させていただき、毎日頼り切って勉強させていただいています。新しい人たちも、とても面白いお芝居をなさる人たちで、亜矢さんは新しいところに来て、最初は仲間はずれ的なところもあるんですが、実は、なんとなくみんな支えてくれているんじゃないかな、みたいなところをちょっとは感じていて、新たに撮影が始まったのと重なって、それがとてもありがたく、毎日楽しくホッコリやらせてもらっています。今回は、前回からつながっている、高橋さん演じる如月を最後にカクホできるのか?というのが最大の見どころになってくるんじゃないかと思います。新しい人たちもとても面白くて、なかなか笑えるところも今回はたくさんあるので、どうぞ楽しみに見てください」と見どころを語った。

今シーズンからの出演で、神奈川県警横浜臨海署署長・城田正樹役の大東は「僕は今回から仲間入りさせていただいているんですけれども。名取さんをはじめ、すごく温かく迎え入れていただいて、毎日現場が楽しいんです。今、日本中が災害で大変な中、僕たちはこういうドラマを作っているんですけれども。今日もどこかで、明日もどこかで、僕たちが作っているこういう作品で元気をもらっている人が一人でもいたらいいなという、そういう思いで毎日現場で作っています。楽しみにしてほしいなと思います」とコメント。

同じく今シーズンから三浦(麻生)の下で働く刑事・黒木達也を演じる小野塚は「こうして参加させていただいて、諸先輩の皆さんに温かく迎え入れていただきながら、黒木達也という役をやらせていただいています。役どころとしては、すごく愛嬌(あいきょう)がある役なので、皆さんに1話1話愛されるように、全力で頑張りたいと思います。クランクインする前にパート1を見させていただいたんですけれど。(パート2の)本(台本)を読む限り、けっこう亜矢さんに振り回されるというか、そういう役どころでもあるので少し怖いイメージを持っていて、だから最初は麻生さんも怖いのかなというイメージがあったんですけど、全然、役と真逆のすごい優しい方だったので、そこにまず安心しました」と役どころに触れ、麻生への印象を明かした。

そして神奈川県警横浜臨海署の鑑識係・竹宮圭介役の加藤は「パート2が作られるということは、パート1が良かったということなので、リレーのようにパート2でバトンを受け取った以上、パート3ができるように、邪魔しないように(笑)、頑張って貢献していきたいなと思っております。僕は、まあトランプでいうとジョーカーみたいな役回りで、時には楽しく、時にはちゃんと皆さんにヒントを与えたりする役として存在していけたらいいなと」とひょうひょうと語り、「(小野塚くんとは)初めてなんですけど、まあ、どこの現場に行ってもLDH(芸能プロダクション)はいるので、LDH慣れしています。『君もそうかい』なんて、楽しい現場を過ごさせていただいています(笑)」と笑いを誘った。

© 株式会社東京ニュース通信社