輝く「恋する灯台」 伏木、岩崎ノ鼻灯台 初のライトアップ

ピンク色にライトアップされた岩崎ノ鼻灯台

 雄大な眺めなどが評価され、日本ロマンチスト協会(長崎)の「恋する灯台」に認定されている高岡市伏木国分の岩崎ノ鼻灯台が19日、世界で最も美しい湾クラブの世界総会に合わせてライトアップされた。15分ごとに白、ピンク、青の3色の光に照らされ、雨上がりの夜空に浮かび上がった。

 伏木港開港120周年の記念事業の一環として、実行委員会が初めて企画した。普段、夜間は灯光が輝くだけで外観は見えない灯台をひと目眺めようと、住民やファンが訪れた。

 約1.5キロ離れた伏木コミュニティセンターで灯台を鑑賞するイベントが開かれ、豚汁やぜんざいが振る舞われたほか、ステージライブが披露された。

 灯台の内部を公開するイベントも予定されていたが、悪天候のため中止した。伏木校下自治会連絡協議会の坂廣志会長は「来年以降もライトアップを継続し、伏木のまちが盛り上がるようにしたい」と語った。

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