来年もきれいに咲いてね 砺波・児童がチューリップ球根植え込み

花壇に球根を植え込む児童=砺波市文化会館横

 来春のとなみチューリップフェアに向け、砺波市内の小学校2、3年生によるチューリップ球根の植え込み体験が21日、砺波チューリップ公園周辺で始まり、鷹栖小3年生25人が丁寧に作業した。11月5日までに全8校457人が体験する。(砺波支社・芝井悠太)

 公園周辺には、県花総合センターまでのフラワーロードと国道156号までのフラワープロムナードに計450平方メートルの花壇がある。チューリップ四季彩館の三上亜紀代さんが「雨や雪の影響を受けないように深さ15センチぐらいに植えて」と説明した。

 児童はプロムナードの花壇2カ所にスコップを使って穴を掘り、「紫雲」約1500球を植え込んだ。来年4月下旬ごろに開花する見込みで、早苗篤希君と篠崎咲玖君は「きれいに咲いてほしい」と話した。

 市を代表する花に理解を深めてもらおうと、市花と緑と文化の財団が毎年実施し17回目。

 今回は県産品種「黄小町」など3品種2万5千球を植える。来年6月中旬には児童が球根の掘り取りを体験する。

球根の植え方を説明する三上さん=砺波市文化会館横
花壇に植え込んだ球根
球根を植えた砺波市文化会館横のフラワープロムナード

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