東海大相模、来春のセンバツ確実に 高校野球秋季関東大会

【習志野―東海大相模】5回、東海大相模の山村が6点目の生還=高崎市城南野球場

 高校野球の秋季関東大会は21日、高崎城南球場で準々決勝が行われ、東海大相模(神奈川1位)が12―6で習志野(千葉1位)を下し、ベスト4進出を決めた。今夏の甲子園に続き、来春の選抜大会(甲子園)出場が決定的となった。

 東海大相模にとって、今春の選抜大会準優勝だった習志野との大一番。初回に西川僚祐(2年)の先制2ランも、二回に諸隈惟大(同)が4四球を与えるなどで4失点と逆転を許した。それでも、五回2死二塁から鵜沼魁斗(同)、加藤響(同)、山村崇嘉(同)、西川の連続タイムリー、仕上げは吉沢悠佑(同)の2ランで一挙6得点を奪って逆転。さらに、七、八回に2点ずつダメ押した。投げても二回途中から救援した金城龍輝(1年)が粘りの投球で逆転劇を演出した。

 2試合連続の2桁安打、2桁得点で粉砕した東海大相模の門馬敬治監督は「ここでいつものように攻めないと意味がない」と強調した通りの試合展開に表情を少しだけ崩した。 東海は26日の準決勝で西武台(埼玉2位)―健大高崎(群馬3位)の勝者と対戦する。

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