地元ソングで地域活性 富山四方校下自治振興会、来月お披露目へ練習

四方の歌「みんなの町 四方」を練習する合唱グループ「みんなで歌おう会」のメンバー

 富山市の四方校下自治振興会(鈴木保弘会長)は地域活性化につなげようと、歌「みんなの町 四方」を作った。地元の自然や歴史などを表現するキーワードを住民や小学生から募り、地区の魅力を後世に伝えられる歌詞にまとめた。11月3日の校下文化祭で予定しているお披露目に向け、21日は合唱グループのメンバーらが練習に励んだ。 (報道センター・石川雅浩)

 老若男女が機会のあるたびに口ずさむことができる歌を作ろうと、今春に振興会内に部会を設立。5月に住民や四方小学校の全校児童らに呼び掛け、地元の自然や風土、歴史、文化などを織り込んだ歌詞案や言葉を募集した。寄せられた候補を基に、音楽家の駒見典子さん(富山市)と協力して作詞作曲を進めた。

 「青い海 光る波 八重津浜から立山連峰」で始まる1番は自然の魅力を伝えるほか、産業の礎を築いた人への感謝を表現。2番では「祭りの声 風に乗り」などと歴史や祭りを取り上げた。

 四方公民館で開く校下文化祭では、駒見さんの指導の下、来場者全員で歌う予定。合唱グループ「みんなで歌おう会」の約40人は21日、同公民館に集まって声を合わせた。鈴木会長は「住民の心に残る歌ができたので、末永く愛されてほしい」と話した。

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