宇宙空間に興味津々 高岡でJAXA授業 真空の世界、実験で再現

宇宙空間を再現する実験に取り組む児童たち

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙教育リーダー出前授業が21日、高岡市の成美、能町、万葉の各小学校で行われた。子どもたちは科学実験を通し、宇宙の不思議を学んだ。

 成美小学校では6年生約50人が、同リーダーの和田直樹さん(58)に教わりながら、マシュマロやプラスチック製の容器などを使って宇宙空間を再現する実験に取り組んだ。

 注射器で容器の空気を抜いて真空状態にすると、中に入れたマシュマロが膨らみ、空気を戻すと縮む様子を興味深そうに観察した。橋場皓生君(12)は「宇宙の仕組みが楽しく学べ、興味が湧いた」と話した。

 出前授業は、子どもたちに宇宙に関心を持ってもらおうと、高岡志貴野ライオンズクラブ(小西良信会長)が企画。22日は午前10時半から県高岡文化ホールで宇宙飛行士の大西卓哉さんの講演会を開催する。

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