第141回北信越地区高校野球大会最終日は21日、石川県立野球場で決勝が行われ、上市町出身の内山が主将を務める星稜(石川1位)が19―1で日本航空石川(同2位)に大勝し、4季連続21度目の優勝を果たした。星稜は11月に東京の神宮球場である明治神宮大会に出場する。
■内山満塁弾「狙っていた」 7点リードの五回1死満塁、快音を残して高く舞い上がった内山の打球は、左翼席ポール際に飛び込んだ。4番で主将の内山は満塁弾を含む3安打5打点とチームを引っ張り、「優勝できてうれしい」と話した。
試合を決定づけた五回の一打は真ん中の直球を振り抜いた。準決勝までの3試合で長打がなく、点差がある場面だったこともあり、「一発を狙っていた。打てて良かった」と笑みがこぼれた。
現2年生の代になってから「打ち勝つチーム」を掲げてきた。準決勝後に内山は「決勝は自分たちの野球をすれば勝てる」と語っており、言葉通り決勝は22安打19得点、大会新記録の1試合チーム4本塁打で大勝した。
11月には各地区の代表校と戦う明治神宮大会がある。昨年は決勝で敗れ、「チームとしても個人としても悔しい大会だった。リベンジをしたい」と、自身初の“高校日本一”へ力を込めた。 (社会部・石黒航大)
▽決勝 星稜(石川1位) 042152032=19 000000010=1 日本航空石川(石川2位)
(星)寺西、野口-内山、中谷 (日)田中、百瀬、山中、正木-中谷 ▽本塁打 花牟禮2、内山、中田(星)中村(日) ▽三塁打 知田(星)▽二塁打 寺西、知田(星)竹下(日)