富山商議所副会頭に品川氏

 富山商工会議所は次期副会頭に品川祐一郎氏(49)=品川グループ本社社長=を起用する方針を固めたことが21日、分かった。11月1日の臨時議員総会で正式決定する。

 10月末で任期満了となる副会頭4人のうち、3期目の河上弥一郎氏(72)=河上金物社長=は退任し、2期目の翠田章男氏(65)=トンボ飲料社長=と、1期目の大津賀保信(68)=ダイト社長、山田岩男(68)=富山電気ビルデイング社長=の両氏は続投する見通し。

 品川氏は東京大経済学部卒。日本興業銀行を経て、富山トヨタ自動車に入社し、2008年に社長となった。トヨタレンタリース富山社長や富山ダイハツ販売会長、県レンタカー協会長などを務める。

 副会頭の人選は期数や業種のバランスを考慮するのが通例とされる。品川氏は河上氏と同じ商業分野で活躍していることや、40代の若さへの期待から起用されることになったとみられる。

■高木会頭の3期目内定

 富山商工会議所は21日、富山市の富山電気ビルで新議員協議会を開き、高木繁雄会頭(71)=2期、北陸銀行特別参与=の再任を内定した。任期は今月末で満了し、11月1日の臨時議員総会で正式決定する。

 会頭選考委員長の翠田章男副会頭が9月の選考委で全会一致で候補者を高木氏に絞ったことや、この日の常議員会で承認されたことなどを報告。拍手で了承された。

 高木氏があいさつし、3期目に向けて「推挙に感謝し、謹んでお受けしたい。人口減少が顕然化し、商議所の取り巻く環境も厳しくなる。原点に返り、ぶれずにしっかりと向き合って進んでいきたい」と述べた。新議員の紹介もあった。

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