皇后さま着用「ローブデコルテ」問い合わせ殺到 ウェディングドレスで人気急上昇

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挙式を前に、ローブデコルテを試着する新婦の棚橋さん(京都市北区・上賀茂神社)

 天皇陛下の即位祝賀パレードで皇后さまが着用されるとみられる女性礼服「ローブデコルテ」が、結婚式の新婦のドレスとして人気を呼んでいる。昨春からローブデコルテを貸し出している上賀茂神社(京都市北区)には今年5月の即位以降、問い合わせが急増している。

 ローブデコルテは、襟元が開いたドレス。女性成年皇族の正装で、5月の即位に関する行事では皇后さまをはじめとした皇族が着用。同神社に問い合わせが相次ぐようになった。
 来春の挙式に向け、同神社で19日に試着した会社員棚橋優さん(28)=大阪府豊中市=は「上品でロイヤルな雰囲気。皇族だけの衣装と思っていたのでうれしい」と話した。夫となる会社員延原潤さん(36)=同=は「お姫さまみたい。一生の思い出になる」と喜んでいた。2人は11月10日のパレードを心待ちにしているという。
 ドレスは同神社の挙式用で3種類。国産シルクを用い、究極のシンプルを目指した。真珠やダイヤのティアラや、同神社の神紋フタバアオイを刺しゅうした勲章のような小物もある。今年5月までに着用を申し込んだのは約20人だったが、その後、約80人が着用を決定したり検討したりしているという。同神社婚礼部の押谷俊嗣さんは「ローブデコルテは高貴で特別なドレス。皇室ゆかりの神社で着用できると喜んでもらえている」と手応えを語っている。

上賀茂神社が製作した3種類のローブデコルテ(左京区・あゆみブライダル)