喫煙所継続使用から方針転換、閉鎖へ 諫早市議会

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 諫早市議会は21日、各派代表者会議を開き、議会フロアの喫煙所1カ所を22日から閉鎖すると決めた。受動喫煙対策を強化した7月の改正健康増進法の一部施行後、屋内禁煙の「第2種施設」規定を理由に継続使用してきたが、受動喫煙の健康影響や世論などを考慮、閉鎖に方針転換した。
 同市は同じ庁舎でありながら行政フロアは敷地内禁煙の「第1種施設」、同議会は「第2種施設」と判断。議会内喫煙所1カ所を6月末で閉鎖したが、残る1カ所は使用し、改正法の基準に合うか、来年4月の全面施行までに調査する方針だった。改正法順守を求める議員は田川伸隆議長に再協議を求めていた。
 21日の議会全員協議会で、喫煙者の議員が「自らの健康や他人の受動喫煙被害など時代の流れを総合的に勘案し、閉鎖を提案したい」と発言。急きょ開いた各派代表者会議で全8会派が喫煙所閉鎖で一致した。
 産業医科大の大和浩教授(喫煙対策)は「議会が自ら閉鎖を決めたことは良かった。残る課題は市職員が勤務中に屋外喫煙所を使っている点。地方公務員法の職務専念義務規定に反する。敷地内禁煙とした上で勤務時間中は出張中も喫煙禁止とした秋田県をはじめ、敷地内全面禁煙とした佐賀県や熊本市などを見習ってほしい」と述べた。