宇宙・科学に興味持とう 高岡で宇宙飛行士が講演

子どもからの質問に答える大西さん(左)=県高岡文化ホール

 JAXA宇宙特別講演会が22日、高岡市の県高岡文化ホールで開かれ、宇宙飛行士の大西卓哉さんが「国際宇宙ステーション、そしてその先へ」と題して講演した。

 旅客機のパイロットだった大西さんは、2009年にJAXAの宇宙飛行士候補に選ばれ、11年に宇宙飛行士に認定。16年7月から約4カ月間、国際宇宙ステーションに滞在した。

 大西さんは、無重力空間での生活や、ステーションの中で行った研究などについて紹介。子どもらからの質問に答える一幕もあり、ステーション内では空気や水などをリサイクルして使っていることや、ステーションが太陽電池で動いていることなどを説明した。最後に「宇宙や科学に興味を持って、日本の科学技術を高めてほしい」と子どもたちにエールを送った。

 講演会は高岡志貴野ライオンズクラブ(小西良信会長)が、子どもたちに宇宙に興味を持ってもらおうと企画し、子どもから大人まで約400人が参加した。北日本新聞社後援。

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