ミランのレジェンドが来日!ACミラン公式ファンクラブ開設を発表

10月18日、イタリア大使館にて、ACミランのイベントの会見が行われた。元イタリア代表DFで、ミランのOBであるフランコ・バレージ氏などが登場した。

同イベントで日本のオフィシャルファンクラブの開設やACミランアカデミー東京の開校が発表された。

オフィシャルファンクラブの開設

 同イベントの開催に先立ち、日本版のACミランオフィシャルファンクラブの開設が発表された。同サイトでは、日本でのイベントやお知らせの告知、選手や最新試合情報などが閲覧できる。

 今後はオンラインショップやオンラインサロンも開設予定であり、ミラニスタにとってはたまらないはずだ。

ファンクラブについて|ACMILAN OFFICIAL FANCLUB GIAPPONE

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バレージ氏が2012年以来の来日

 フランコ・バレージ氏は現役時代にミランでセリエA制覇6回、欧州制覇3回に貢献し、イタリア代表では1994年W杯制覇を成し遂げたイタリアサッカー界のレジェンドである。

 バレージ氏は会見で「イタリアサッカーは他国に比べると面白みに欠けるかもしれないが、チームプレーやフィジカル面を重んじ、よりタクティカル(戦術的)だ」と表し、ミランについては「良い選手が増えてきたので、今後期待していきたい」と語った。

 現役時代に対戦した一番手強かった選手には元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナ氏を挙げ、「抑えるのは極めて大変なことだった」と述べている。

アカデミーコーチは元セリエAの選手

マヌエル・ベッレーリ氏

 ACミランアカデミー東京は世界25箇所にあるミランアカデミーの1つであり、11月19日により東京スタジアムアミノバイタルフィールドにて再始動する。

 同アカデミーのコーチを務めるマヌエル・ベッレーリ氏は現役時代にウディネーゼやラツィオなどセリエAの舞台でプレーし、2014年からはACミランテクニカルディレクターを務めている。

 同氏は会見で、「選手一人一人の個性を大事に育てたい。一人一人に長い時間ボールを触ってプレーしてもらいたい。コーチに頼るのではなく自分自身で考えてプレーする力を養ってほしい」と述べている。また、練習については「練習メニューを毎週変えながらやっていく」と語っている。

ベッレーリ氏のインタビュー

会見後、ベッレーリ氏に話を伺った。

編集部佐藤(以下佐藤):「会見を終えた今のお気持ちを教えて下さい」

ベッレーリ氏(以下べ):「記者の方や参列者の方の納得した反応を見て、手ごたえを感じました」

佐藤:「アカデミーのコーチは何人いらっしゃるのでしょうか?」

べ:「現状はコーチ5人とテクニカルディレクターの私を入れて計6人です。東京スタジアム(練習グラウンド)オープン後の状況によっては対応(コーチの人数を増やすなど)を考えなければいけません」

佐藤:当スクールで学ぶメリットを教えて下さい」

べ:「ミラン哲学に基づいたカリキュラムなので、サッカーの技術だけでなく子供達の人間性の育成も役立ちます」

「1つ例を挙げると、1人がゴールを決めたらその子供だけが喜ぶのではなく、周りのみんなで喜びを共有する。またゴールするという事をただゴールにボールを入れるのではなく、エモーショナルな瞬間として盛り上げサポートする。ゴールしたという結果の他に達成感や満足感といった喜ばしい感情がプラスされ、モチベーションを上げたり人間形成にもプラスになるでしょう。

「もう一つの特徴は少人数制のコーチングです。各カテゴリー最小人数のグループで練習するので、ボールに触れる時間も多く、コーチから直接学べる時間も長いです」

「また、元セリエAの選手から直接教われるのは、当スクールの強みだと考えています」

佐藤:「ありがとうございました」

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ACミランアカデミー東京 江東校

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