リスナーからの熱いメッセージにorono「嬉しい」

orono

インターネットを介してイギリス、オーストラリア、ニュージーランド人が集結した8人組多国籍ポップカルチャー・ジャンキー集団、Superorganismの日本人ボーカルoronoが毎週木曜深夜、InterFM897でDJを務める『Oh Wow, Very Cool!』、10月17日は、リスナーからのメールを読み、その内容に応えました。

メール1「日本に帰るか悩んでいます」

orono:今日はメールが全部良いので、メールを読みます。最初のメール。

「私は20歳の時にアメリカに住み始めて十数年経ちました。家族のことを思うと日本に帰ろうかなと思うことも多いけど、一度も日本で働いたことないし、私の常識が日本の常識と一致していない実感もあります。やっぱりアメリカが合ってるなと思うことが多いし、積み上げてきたものがアメリカにあります。これだから日本は嫌だと思うことも、正直、たくさんあります。ラジオを聴いていて、最近のoronoさんは、日本に帰る前のoronoさんと随分雰囲気が違うのを感じます。どこにいても自分を受け入れてくれる友達、受け入れてくれる環境があれば、自分らしく生きていけるものなのだなぁと感じます。海外行きたいと言う方に、今すぐにでも行ったほうがいいとおっしゃるoronoさん。私も同じ意見ですが、日本に帰ろうと思っている人にも何かアドバイスをいただけると嬉しいです」

…帰りたいなら帰ればいいんじゃないでしょうか。私は日本には住まないと決めてるので、そう決めちゃえばいいんじゃない?最近気づいたんだけど、自分を決めちゃうことが多くて。極端なんだよね。そういう生き方じゃない方がいいとは思うんだけど。でも、日本には住みません!でもよく帰ってきます。InterFM897が大好きなので、あと家族が好きなので。アメリカに住みたいなら、住んでればいいんじゃないですか。メールありがとう。

メール2「小説家を目指しアルバイトをしています」

orono:いつも長いメールを書いてくれる人がちょこちょこいるんだけど、面白かったので読みます。2ページくらいある。

「僕は、ピーター・バラカンさんの番組(『Barakan Beat』毎週日曜日よる、InterFM897で放送)でSuperorganismを聴いて以来、oronoさんのファンです。僕はoronoさんよりおそらく10歳ほど年上ですが、年齢なんか関係なく人生に対する姿勢に一種のシンパシーを感じるのです。多分oronoさんは、日本におけるような、みんなが無意識のうちに同一の道を進むことを強要する無言の圧力のようなものを好まないのではないでしょうか。実は僕もその一人であります。このまま就職してみんなと同じ道を進んだのでは、人生から本質的なものが失われていくのではと感じていたのです。周囲と同じ道には進みたくないが、かといって自分の道を拓くほどの自信はない。そうやってダラダラと過ごしていました。

大学卒業後2年くらい実家で過ごしましたが、居心地が悪くなり、そろそろ動き出すころだと感じて東京の八王子に越してきました。そこからアルバイトをしてなんとか生計を立て、自分の小説を書くという生活に入りました。まさか自分が小説を書くとは思っていなかったのですが、小説を書くということ以外やりたいことが思い浮かばなかったのです。相変わらず全く新人賞は取れませんが、徐々に成長しているという実感を感じているところです。Superorganismに出会ったのは、一体どのくらいアルバイト生活が続くんだろうという不安を感じ始めたころです。Superorganismを見て思ったのは、メンバー全員がごく自然に何か新しいことを見出すという行為を純粋に楽しんでいるということです。それを見てなぜか『俺にだってやれば出来る』と本能的に思ったのです。ラジオでoronoさんの声が聴けることは、とても楽しいことです。その歯に衣着せぬ言葉は、社会に適応した大人をハッとさせてくれます。とてもいい刺激です」

.... Wow! So long! いい長さだったと思う。みんな、2ページを目指そう(笑)。ありがとう、嬉しい。彼がまだカニエ (Kanye West)を聴いたことがないそうなので、カニエを聴こう。

Oh Wow, Very Cool!

放送局:InterFM897

放送日時:毎週木曜 23時00分~23時30分

出演者:orono (Superorganism)

番組ホームページ

メール:orono@interfm.jp
ハッシュタグ: #orono897

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