魚アレルギーの男児にだし入り厚焼き卵を提供 西部児相

 横浜市西部児童相談所(同市保土ケ谷区)は23日、魚成分の食物アレルギーの疑いがある小学生の男児に、かつおだし入りの厚焼き卵を提供した、と発表した。食べた男児の健康状態に異常はないという。

 児相によると、一時保護所に入所する男児に、9月から10月にかけて計4回、朝食に既製品の厚焼き卵を提供した。

 職員が今月19日、11月の献立表を確認し、アレルギー食材が含まれていることに気付いた。21日に男児の主治医から「調味料程度の摂取量であれば健康への心配はない」との回答を得た。男児はその後、児相の嘱託医師を受診、異常なしと診断された。

 児相は「厚焼き卵が既製品であることを職員間で十分共有できておらず、原材料の成分を見落とした」と説明。成分確認の徹底など再発防止に努めるとしている。

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