和紙で作ったマスキングテープ 南砺市商工会女性部が開発

マスキングテープを披露する舟岡部長(右)ら

 南砺市商工会女性部(舟岡昭美部長)はオリジナルのマスキングテープを開発した。観光名所や食材、祭りなどを題材にし、市内を訪れる観光客に地域の魅力を伝える。 (砺波支社・芝井悠太)

 設立10周年を記念し、地域活性化を目的に企画。県の助成金を受けて7月ごろから開発に取り組んだ。

 マスキングテープ「なんとの365日」は和紙製で、長さ7メートル、幅15ミリの7種類。季節に合わせた市内の行事や南砺ゆかりの花などをはじめ、市特産の商品、南砺に伝わる昔話などをモチーフにデザインした。主にはがきや手帳などの装飾に使ってもらう。部員や訪日外国人客(インバウンド)へのアンケートを踏まえて需要を探り、来年4月以降に販売する予定。舟岡部長は「市の観光を盛り上げる一役を担えたらいい」と話した。

 同部はマスキングテープを使った作品のコンテスト「なんと!素敵(すてき)なマステ★アートコンテスト」を開催しており、ポストカードと立体の2部門で作品を11月5日まで募集している。問い合わせは南砺市商工会福光事務所、電話0763(52)2038。

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