第8代国連事務総長の潘基文氏がGGGIの議長に再選

第8代国連事務総長の潘基文氏がGGGIの議長に再選

AsiaNet 81254(2089)

【ソウル(韓国)2019年10月24日PR Newswire=共同通信JBN】第8代国連事務総長の潘基文氏は10月16日、Global Green Growth Institute(グローバルグリーン成長研究所、GGGI)の総会議長および理事会議長に再選された。任期は2020年2月20日から2022年2月19日まで。2年間の任命は、ソウルで24日開かれたGGGI総会と同理事会の合同セッションでGGGIの加盟33カ国の全会一致で承認され、発表された。

GGGIの総会議長兼理事会議長として潘基文氏は、グリーンな成長を支援し、気候変動と低炭素で持続可能な包摂的な経済への移行に取り組むための協力と行動の必要性を最高のレベルで主張し、擁護する。

潘基文氏はその役割として、GGGIが最近採用したStrategy 2030(戦略2030)をGGGIが実行できるように努力する。戦略2030は、低炭素で回復力があり、包摂的で持続可能な経済を構築し、Global Commission on Adaptationや韓国のNational Council on Climate Change and Air Qualityを含む、その他の国際および地域組織やイニシアチブとのコラボレーションを強化することを目指している。

潘基文氏は2018年2月20日に初めてGGGI総会議長と理事会議長に任命された。彼の最初の任期中に、GGGIの加盟国は新たに6カ国を迎えて拡大し、同組織は、発展途上国が気候資金8億米ドルを調達するのを支援した。

2007年から2016年まで国連事務総長として潘基文氏は、世界で最も貧しく脆弱な人々に発言権を与え、また同組織をより透明で効果的なものにする橋渡し役となるよう努めた。潘基文氏は国連加盟国と密接に協力し、2030 Agenda for Sustainable Development(持続可能な開発のための2030アジェンダ)を形成し、UNウィメン(UN Women)を創設した。

第8回総会と第12回理事会の合同セッションは、Global Green Growth Week 2019 : Unlocking Renewable Energy Potential(2019年グローバルグリーン成長週間:再生可能エネルギーの可能性を解き放つ)の期間中に開催された。GGGW2019は、LG Chemical、REN21、the Korea Energy Agency、the Green Growth Knowledge Partnership、Incheon Global Campus、韓国外務省、AMCHAM Koreaとの協力でGGGIにより主催された。

詳細はmedia.gggi.org(https://media.gggi.org/)を参照。

Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1016360/GGGI_Ban_Ki_moon.jpg

ソース:Global Green Growth Institute