秋の壱岐路駆ける ウルトラマラソンに620人

100キロに挑戦するランナーたち=壱岐市郷ノ浦町、猿岩付近

 100キロと50キロのコースを設ける「神々の島 壱岐ウルトラマラソン2019」(同実行委主催)がこのほど、壱岐市内であり、620人が出場して壱岐の自然を感じながら疾走した。
 今年で4回目。100キロの部はまだ薄暗い午前5時、郷ノ浦町の壱岐の島ホールをスタート。猿岩や小島神社などの観光地を巡りながら島を一周するコースで、14時間以内に同ホールへのゴールを目指した。50キロは芦辺町の壱岐島開発総合センターをスタート。8時間以内のフィニッシュに向けて力走した。
 沿道には市民らが集まり、あちこちでランナーに「がんばれ」と声援を送った。31カ所の公式給水所以外にも4カ所の私設給水所が設けられ、おにぎりやバナナなどを渡してランナーをサポート。交通整理や給水所係など1100人以上のボランティアが大会に協力した。
 100キロ男子の部は7時間40分52秒で北九州市の飯干守道さん(38)が優勝。飯干さんは「優勝を狙っていたのでうれしい。応援や景色がエネルギーになった」と話した。

© 株式会社長崎新聞社