英大学院生が内川移住 今秋新湊に1年間 文化・暮らし研究

研究への思いを語るゴータムさん(右から3人目)と三崎さん(同2人目)

 英オックスフォード大の大学院生が、射水市新湊地域中心部を流れる内川の文化などを研究するため、今秋から1年間内川近くに移住する。内川に関わる住民らへの紹介会が24日、同市放生津町(新湊)の民泊施設「内川の家 奈呉」で開かれ、研究への意欲を語った。 (新湊支局長・牧田恵利奈)

 大学院生は、オックスフォード大人類学博士課程に在籍するインド系英国人のハリーシュ・ゴータムさん(26)。倉庫業・運送業「八嶋」(射水市庄西町・新湊)の八嶋祐太郎代表社員と射水ケーブルネットワークの牛塚松男社長が会合を企画した。

 八嶋代表社員の長女の友人で、同大人類学博士課程で学ぶ三崎舞さん(27)=射水市中太閤山・小杉出身=がゴータムさんに内川を紹介した。気に入ったゴータムさんが現地での研究を決め、14日に自費で来日。現在は八嶋代表社員の自宅にホームステイしている。今後は移住先を決め、日本語を勉強しながら内川近くの人々の暮らしなどを三崎さんらと研究する。

 ゴータムさんは英語で「内川には人を引き付ける雰囲気がある。人々が内川に訪れたくなるような何かを作りたい」と話し、出版物やウェブサイトの製作への思いを示した。

 参加者は食事をしながらゴータムさんと親睦を深めた。

© 株式会社北日本新聞社