四季を通して様々な野鳥が訪れる長浜の水鳥公園。
この冬もロシアのカムチャツカ地方を経て越冬に訪れたコハクチョウたちが次々と飛来しています。毎年2月頃、その数はピークとなり、500~600羽ものコハクチョウたちで湖面が埋め尽くされます。なかでも多くの地元民や写真愛好家たちの注目を集める、天然記念物のオオワシも17年連続同じオオワシが水鳥公園前の山本山にやってきます。
取材時(12月2日)、偶然にもカメラに収めることができました。
ぶらり発見!
湖北ならではの「戦国いなり」
水鳥公園内に併設されている道の駅「湖北みずどりステーション」では、寒冷地の湖北ならではの農産物やその加工品、また北琵琶湖で獲れる新鮮な湖魚や貝などが毎朝届けられています。
なかでも種類豊富で良質な豆は年中そろい、味噌などの加工品も充実しています。
また地元の主婦たちによって運営される「おふくろ亭」の惣菜は、湖北の伝統の味を気軽に楽しむことができます。炊き込みご飯を揚げに詰めた「戦国いなり」は、浅井長政が戦に持参したと伝えられ、テレビなどにも取り上げられた人気商品です。
「今は正月を前に黒豆が飛ぶように売れています」と駅長の田邉さん。
豆が美味しい地域なので、手作り味噌やおからなども美味しい。季節の野菜や果物も安くて新鮮!
取材日(12/2)は希少な氷魚の釜揚げが400円(税別)という大サービス価格に。湖魚の天ぷら380円(税別)、巨大なキノコや平飼いの産みたて卵など、見るのも買うのも楽しい。
すぐ近くの尾上漁港で水揚げされた新鮮な「石貝」は、12月からの冬季のみ出回ります。味噌汁にすると、しじみとは違った独特の出汁が楽しめるとのこと。
名物「うなぎのじゅんじゅん定食」は、寒い冬におすすめ。“じゅんじゅん”は、一般的には“すき焼き”のことですが、こちらのお店は出汁を利かせたあっさり味。
藤田渡さん(88歳)による手作りの「しめ縄」コーナー。亀や海老を付けた凝ったものも見事!「青刈りした稲を使うので、乾燥してもきれいな青が残っている」とのこと。
豆・湖魚の佃煮や鮒寿司などを作る、清川たかさん(97歳)。生産加工者の平均年齢は70歳を越え、ご長寿な方々の伝統の味を求め、遠方から買いに来るお客さんもいるとか。
地元の主婦たちによって作られる地域食材を使ったお惣菜は、2階の展望台でつまんでも。小谷城の戦いにちなんだ「戦国いなり」295円(税別)が特に人気。
お問い合わせ
道の駅「湖北みずどりステーション」
滋賀県長浜市湖北町今西1731番地-1
TEL:0749-79-8060
開設時間/9:00~18:00 年中無休
http://www.mizudori-st.co.jp/
「湖北野鳥センター」
TEL:0749-79-1289 休館日/火曜日
「琵琶湖水鳥・湿地センター」
TEL: 0749-79-8022 休館日/火曜日