サッカーとの共通点は?ラグビーW杯「4強のユニフォーム」をじっくり見る

ついにベストが出揃ったラグビーワールドカップ。その顔ぶれはイングランド、ウェールズ、南アフリカ、そしてニュジーランドと、サッカーファンにとっても馴染みのある国ばかりだ。

そこで、ここではベスト4に進出した各国のジャージ(ユニフォーム)をチェックしてみたい。

Rugby England 2019 Canterbury World Cup Jersey

ラグビーイングランド代表/2019W杯モデル/Canterbury/ホームジャージ

イングランド代表のホームジャージは白を基調としたデザイン。そしてアウェイジャージは赤がベースカラー。これは両方ともサッカー代表チームと共通する。

もっとも、エンブレムはスリーライオンズではなく薔薇の花。右袖のトロフィーは2003年大会の優勝の証だ。

Rugby Wales 2019 Under Armour World Cup Jersey

ラグビーウェールズ代表/2019W杯モデル/Under Armour/ホームジャージ

サッカーの代表チームと同じく赤を基調としたユニフォーム。濃淡を付けた4分割のデザインがどことなくサッカー的な一着だ。18.81度の角度を付けた胸のV字が目を引くが、この角度はウェールズラグビー協会が設立された1881年に由来する。

通常は代表チームのユニフォームに胸スポンサーロゴが付くが、最新モデルでは日本の自動車メーカー「ISUZU(いすゞ自動車)」がスポンサーを務めている。

Rugby South Africa 2019 Asics World Cup Jersey

ラグビー南アフリカ代表/2019W杯モデル/Asics/ホームジャージ

南アフリカのホームキットは緑をベースとしたデザイン。緑はサッカー代表ではアウェイキットによく使われる色だ。腹部のドットは模様ではなくグリッププリントという、ボールを抱えた際に落ちにくくするための「滑り止め」。

エンブレムは国花のキングプロテアで、これはサッカー代表と同じ。右袖には1995年と2007年の2大会で優勝した証のトロフィーが付く。

Rugby New Zealand 2019 adidas World Cup Jersey

ラグビーニュージーランド代表/2019W杯モデル/adidas/ホームジャージ

日本が世界に誇るファッションデザイナー、山本耀司氏が手掛けたユニフォーム。デザインはマオリ(ニュージーランドの先住民)と日本、それぞれの文化へのオマージュだという。サッカー代表チームでは、黒はアウェイキットに使わてれいる。

ここまでは流石の強さを見せるニュージーランド。山本氏がデザインしたジャージを着て優勝となれば、日本人にとっても誇らしい限りである。

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