世界を飛ぶからこそ実感する日本の春夏秋冬
キャビンアテンダントとして世界中を旅すればするほど日本の良さを再確認する機会が多くあります。
日本の素晴らしいところは春、夏、秋、冬と四季がはっきりしていること。
季節の移り変わりのタイミングやお花見やスキーなど季節のイベントがあるときには四季というものを意識しますが、日常生活の中では意外と無意識に過ごしてしまっているのではないでしょうか。
私達にとっては当たり前のことですが、世界中を見てみるとハワイ、シンガポール、バンコク、ジャカルタなどのように一年中暖かい国もあれば、ロンドンのように一年中曇っている国もあります。
ハワイも夏も大好きですが、一年中夏だと飽きてしまいそうですし、なんとなく締まりがなくだらけてしまう気がします。
そう考えると春、夏、秋、冬とそれぞれの良さを楽しめるなんて、日本にいるだけで得した気分になりませんか?
ここでは私が感じた日本の四季の魅力や楽しみ方についてご紹介します。
寒いのが大嫌いな私が冬を好きになったきっかけ
こちらは岐阜県の白川郷。
雪景色の白川郷は幻想的で素晴らしいです。
寒さに弱い私は寒い冬が苦手でした。
でもそんな寒い冬でさえ、みんなでわいわい鍋をしたり、雪見の温泉に行ったり、星がきれいだったり、と楽しみはたくさんありますよね。楽しみを見つけたらどんどん冬も好きになってきました。
春の訪れを感じさせてくれる河津桜
こちらは静岡県の河津桜。
私は河津桜が大好きで、母とほぼ毎年訪れています。濃いピンクの桜、黄色い菜の花、青い空。素晴らしいコラボレーションですよね。
そして寒い冬があるからこそ、春の暖かさが身に染みるものです。
桜の開花により春の訪れを感じわくわくします。
夏をより味わうために浴衣はマスト
こちらは宮古島に訪れた際のカフェでのひととき。青い空、青い海、心が癒されます。
夏生まれで海、お祭り、花火が大好きな私は、小さい頃から夏が大好きでした。
日本の夏の風物詩といえば、やはり花火。大人になってからも毎年必ず行ってます。
また、その際には浴衣を着て行くようにしています。
着物や浴衣を着ると日本人であることを改めて感じることができ、四季をより楽しむことができるアイテムですね。
他にもバーベキューや手持ち花火、屋形船などワクワクするようなイベントを計画することで、大好きな夏をより楽しむようにしています。
大人になってますます好きになった秋
こちらは京都の東福寺の紅葉です。
高校二年生の修学旅行で行って以来京都の魅力に魅せられています。
大人になってからさらに"京都愛"が急上昇しているのが秋の季節。
まさにこれから、移りゆく季節を感じられる紅葉が美しい時期です。
スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋。運動好きな私にはとてもいい季節ですし、秋茄子をはじめ旬の美味しいご飯も盛りだくさん。
何をするのにも気持ちよく、良い季節ですよね。秋のファッションも可愛くて好きです。
四季を味わい実り多い人生に
気候、花、旬の食べ物、お祭り、様々なものを通して四季を楽しみ、四季を味わうことができる日本の文化はとても貴重なものです。そしてそんな日本の文化を支えてきたのは日本人の繊細な感性と心です。
同じ場所でも、四季が違えば、違った景色が見れる。だから何度でも訪れたくなります。
特に京都はその典型ですよね。春、夏、秋、冬、お庭にはそれぞれの季節にぴったりの草木や花が植えられています。
お昼におひさまの元で見る紅葉、静かな夜にライトアップされた紅葉、昼と夜でも違った景色が見えますよね。
日本には四季を感じることができる、そんな素晴らしい場所がたくさんあります。
世界中でも365日をこんなに楽しんでいる国はあんまりないのではないでしょうか?
キャビンアテンダントとして世界中を、日本全国を旅している私だからこそ、気づける日本の良さや気づきがたくさんあります。
ぜひ、皆様も忙しい日常の中でも、ふとした日本の良さや四季の良さに足を止めてみてください。
きっと、自分の感性もさらに豊かになるはず!