元気な演舞「モッテコーイ」 長崎・ちびっこくんち

さまざまな衣装を着て、かわいらしく本踊(ほんおどり)を演じる子どもたち=長崎市浜町のアーケード

 長崎市の諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」の演(だ)し物を子どもたちが披露する「ちびっこくんち」(実行委主催)が26日、市中心部であり、かわいらしい演技が市民を楽しませた。
 1990年の旅博覧会をきっかけに始まり、今年で30回目。市内の園児ら約300人が出演した。園児らは賑町の中央公園を出発し、浜町のアーケードなどをパレード。新地町の湊公園でそれぞれの演舞を披露した。
 演し物は▽桐ノ木保育園=本踊(ほんおどり)▽花園保育園=鯱(しゃち)太鼓▽大浦保育園=本踊▽長崎北保育園=オランダ万才、龍踊(じゃおどり)▽諏訪幼稚園=傘鉾(かさぼこ)、川船、コッコデショ、鯨の潮吹き。園児らが元気いっぱいに演舞する姿に、大勢の観客から「モッテコーイ」と声が上がった。
 龍踊で龍衆を務めた長崎北保育園の白根結菜ちゃん(5)は「龍が重かったけど、たくさん持てて楽しかった」と喜んでいた。

龍踊を披露する子どもたち=長崎市、湊公園

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