MotoGP第17戦オーストラリアGP MotoGPクラスの予選が、決勝レースを前にフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）がポールポジションを獲得した。
本来MotoGPクラスの予選が行われる土曜日は天候により中止となり、決勝日に実施。各クラスのウオームアップ走行後、MotoGPクラスの予選Q1、Q2が始まった。
この日の天候はくもりで、気温13度、路面温度14度のドライコンディション。Q1からスタートとなったのは、ファビオ・クアルタラロ（ペトロナス・ヤマハSRT）、ジョアン・ミル（チーム・スズキ・エクスター）、ポル・エスパルガロ（レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング）、ヨハン・ザルコ（LCRホンダ・イデミツ）などの面々だ。クアルタラロは初日のフリー走行1回目で転倒を喫して特に左足首を痛め、フリー走行2回目に不参加だったが、土曜日午前中のフリー走行3回目か走行に復帰している。
クアルタラロは序盤にトップタイムをマーク。セカンドアタックでは自身のトップタイムを更新した。このクアルタラロに続いたのはアンドレア・イアンノーネ（アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ）で、このふたりが予選Q2進出を決めた。
予選Q2の序盤からトップに立ったのは、初日、フリー走行3回目のセッションを制しているマーベリック・ビニャーレス（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）。ビニャーレスは、ひとり1分28秒台のタイムをマークすると、セカンドアタックに入る。
ビニャーレスに続くのは同じヤマハ勢のクアルタラロ。マルク・マルケス（レプソル・ホンダ・チーム）は3番手につける状況だ。
セカンドアタックに入ってもビニャーレスがトップをキープ。クアルタラロ、マルケスもこのタイムを更新することができない。マルケスは終盤に自身のタイムを更新したが及ばず、ポジションを上げることはかなわなかった。
最終的にポールポジションを獲得したのはビニャーレス、2番手にはクアルタラロ、3番手にはマルケスがつけて、この3名がフロントロウを獲得。ロッシは4番手で、フィリップアイランドで苦戦気味のドゥカティ勢はペトルッチの5番手が最上位だった。
■MotoGP第17戦オーストラリアGP MotoGPクラス予選順位結果
天候：晴れ ところどころくもり 路面：ドライ
Pos. No. Rider Team Motorcycle session Time
1 12 M.ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ Q2 1’28.492
2 20 F.クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ Q2 1’29.043
3 93 M.マルケス レプソル・ホンダ・チーム ホンダ Q2 1’29.216
4 46 V.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ Q2 1’29.243
5 9 D.ペトルッチ ドゥカティ・チーム ドゥカティ Q2 1’29.339
6 35 C.クラッチロー LCRホンダ・カストロール ホンダ Q2 1’29.535
7 41 A.エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア Q2 1’29.558
8 29 A.イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア Q2 1’29.581
9 43 J.ミラー プラマック・レーシング ドゥカティ Q2 1’29.615
10 4 A.ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム ドゥカティ Q2 1’29.667
11 21 F.モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ Q2 1’29.716
12 42 A.リンス チーム・スズキ・エクスター スズキ Q2 1’29.947
13 36 J.ミル チーム・スズキ・エクスター スズキ Q1 1’29.712
14 5 J.ザルコ LCRホンダ・イデミツ ホンダ Q1 1’30.008
15 63 F.バニャイア プラマック・レーシング ドゥカティ Q1 1’30.075
16 17 K.アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ Q1 1’30.165
17 44 P.エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM Q1 1’30.180
18 82 M.カリオ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM Q1 1’30.495
19 99 J.ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム ホンダ Q1 1’31.179
20 55 H.シャーリン レッドブルKTMテック3 KTM Q1 1’31.285
21 53 T.ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ Q1 1’31.941
