国連軍縮週間(24~30日)に合わせ、長崎市内で26日、原爆の犠牲者を悼み、世界平和を訴える市民大行進があり、約3千人が参加した。
松山町の平和公園であった出発式で、田上富久市長が「必ず核兵器のない世界を実現するという希望の笑顔で、きょうは皆さんとともに歩きたい」とあいさつ。参加者は世界平和の実現などを訴える横断幕を掲げ、同町の爆心地公園まで行進。長崎原爆が投下された午前11時2分に黙とうし、平和への願いを込めて空に風船を飛ばした。
北九州市から参加した九州女子大4年の片山愛さん(22)は「世界から一日も早く戦争がなくなることを願って行進した。授業だけでは学べない平和の大切さを知ることができた」と語った。
大行進は市や被爆者団体、自治会などでつくる実行委が主催した。
平和、核廃絶願う 3000人行進 平和公園―爆心地公園
- Published
- 2019/10/27 16:00 (JST)
- Updated
- 2019/10/28 00:12 (JST)
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