【台風19号】小泉環境相、災害ごみ「年内に仮置き場から搬出」

会見する小泉環境相=25日午前、国会内

 台風19号で発生した災害ごみの撤去を巡り、小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は25日の閣議後会見で、「年内をめどに身近な仮置き場からの搬出を完了させたい」と述べた。自衛隊や国土交通省などと連携し、作業を急ぐという。

 環境省によると、台風19号で浸水した家財道具などは全国で数百万トン規模に上り、すべての処理完了には2年以上要する見通し。神奈川県内でも、被害が大きかった川崎市の多摩川沿いや相模原市などで大量の災害ごみが発生している。

 小泉氏は「被災地の皆さんは廃棄物が生活圏内からなくなった姿を見て、ようやく復興に向けて動きだしたという思いになる」と強調した。26日には福島県を訪れ、災害ごみの処理状況を視察する。

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