「とやま室内楽フェスティバル2019」集中ワークショップの公開レッスンが27日、魚津市の新川学びの森天神山交流館で開かれた。弦楽とピアノの若手演奏家が一流の音楽家から助言を得て、表現力や技術に磨きをかけた。
サントリーホール室内楽アカデミー(東京)の受講生と県ゆかりの若手演奏家が、元東京クヮルテットの磯村和英さん(ビオラ)と桐朋学園大の練木繁夫教授(ピアノ)から指導を受けた。
磯村さんによるレッスンでは、クァルテット・インテグラ(東京)がベートーベンの「弦楽四重奏曲第16番より」とウェーベルンの「弦楽四重奏のための五つの楽章」を奏でた。
磯村さんは「全体にいい。ただ、生き生きと弾くことに一生懸命で少し陰影が足りない」などと話した。
集中ワークショップは県内外の26人が参加しており、28日に魚津市の新川文化ホールで開かれる「ジャンプスタートコンサート」でレッスンの成果を披露する。
同フェスティバルは実行委員会主催、県、北日本放送、北日本新聞社共催。