箱根駅伝、沿道でも熱気

◆4大キャラ集結小涌園前 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を盛り上げようと、箱根の「4大ゆるキャラ」が2日、箱根町二ノ平の「箱根小涌園」前に集まり、選手を応援した。

 昨年11月に大涌谷の噴火警戒レベルが最低のレベル1(活火山であることに留意)に引き下げられた。安全性をアピールし、観光客を呼び戻そうと企画され、箱根小涌園ユネッサンの「ハコネコ ボザッピィ」、「はこジ郎」(箱根ジオパーク推進協議会)、「ごうらん」(箱根強羅温泉旅館組合)、「縁結びのエンチャン」(プリンスホテル 箱根園)がそろい踏みした。

 沿道の特設ステージで跳びはねながら選手を激励した。応援後は集まった観光客と握手したり、記念写真を撮ったりして、交流を深めた。川崎市宮前区の会社員足立達矢さんは家族で箱根に1泊した帰り。「噴火について忘れていた。もう心配していない」と話していた。◆校章入りの凧揚げ 箱根駅伝のコース沿道に位置するサザンビーチちがさき(茅ケ崎市)で2日、ランナーたちへの応援の意味を込めた凧(たこ)揚げ大会が開かれた。参加大学の校章入り凧も揚げられ、富士山を望む新春の海岸を彩った。

 海の活性化に取り組むNPO法人「茅ケ崎海岸づくり推進機構」を中心とする実行委員会が企画。冬の海に足を運んでもらい楽しさを知ってもらおうと、箱根駅伝の日程に合わせて昨年初めて行われた。

 凧揚げは、地元の「柳島凧の会」が協力。長さが約130メートルにも及ぶカラフルな連凧が青空に計4連揚げられたほか、地元企業や団体が発注した凧が会場に飾られた。また、150枚の凧が無料で配られ、親子連れらが挑戦した。

 復路の行われる3日も午前9時から午後1時まで開催。凧150枚を無料配布する。

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