膝掛け・マフラー 心込め 魚津「さくらの会」手編み

編み上げた作品を前に笑顔を見せる木内さん(中央)ら会員

■福祉施設にプレゼント

 魚津市の編み物サークル・さくらの会(木内美和子代表)は11月から、1年間かけて編んだ膝掛けやマフラーを新川地区の福祉施設などに贈る。手編みの小物で体も心も温かくなってもらおうと毎年、各施設の希望を聞いて届けている。28日は同市村木公民館に作品を持ち寄って一つずつラッピングした。(新川支社・松下奈々)

 ことしは膝掛け約50枚、子ども用マフラー約120枚、帽子約30枚など、色とりどりの作品を仕上げた。子どもたちに人気のキャラクターをあしらったマフラーは14種類で、市のイメージキャラクター「ミラたん」もある。小規模多機能ホームうらら(入善町)、障害児らの放課後デイサービスを行うNPO法人わかくさ会こっころ(魚津市)など4カ所に贈る。

 同会は市内外で簡単手芸教室も開催。会員はスコップを三味線に見立てた「スコップ三味線」など演芸も得意で、訪問先の施設で披露して盛り上げてきた。木内代表(68)は「手編みの小物で冬を温かく過ごしてほしい」と話した。

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