県高校駅伝、小田原でトラックレースに変更 台風19号が影響

城山陸上競技場=小田原市城山

 県高体連の陸上競技専門部は28日、台風19号の影響で、11月2日に山北町の丹沢湖周回コースで行われる予定だった県高校駅伝の開催地を、小田原市の城山陸上競技場に移して実施すると発表した。トラックでのレースは初めてという。

 同専門部はこの日、現地を視察して丹沢湖での開催は難しいと最終判断。豪雨災害となった2週間前の台風19号により、コースの一部で土砂崩れや倒木で道路がふさがれ、ガードレールの崩落も起きた。復旧作業が続けられてきたが、同専門部の金沢健敏委員長は「路面はいい状態に戻ってきているが、最悪のケースを想定して判断した」と、選手らの安全面を考慮し代替施設での競技実施に踏み切った。

 トラックレースは11月2日(女子は午前9時半、男子は同11時35分から)に行われる。男子は7人、女子は5人の総合タイムで学校の順位を決定。男子はそれぞれ10キロ、3キロ、8キロ、8キロ、3キロ、5キロ、5キロ。女子は6キロ、4キロ、3キロ、3キロ、5キロで競い、男女ともにたすきの交換は行わない。

 学校総合タイムが同タイムだった場合は、千分の1秒まで読み取り順位を確定する。それでも同タイムならば、当該校同士の各選手の順位を比較し優劣を決める。

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