「フルーツの里」でミカン狩りはいかが? 伊勢原でシーズン到来

収穫シーズンを迎えたミカン畑で、大きな果実を手にする子どもたち=伊勢原市善波

 「フルーツの里」として知られる伊勢原市内のミカン畑で、特産のミカンが収穫シーズンを迎えている。同市善波の斜面に広がる「あかざと園」では28日、市内外から訪れた親子連れが市内を眺望しながら、黄色く食べ頃の果実を摘み取った。

 園主の飯塚正晃さん(70)は「台風19号の影響はなかったが、日中と夜間の温度差が少なく、色づきが例年より1週間ほど遅れているが、8月に日光を多く浴びて、糖度が高くなった」と話した。ミカン狩りは12月上旬まで楽しめる。

 市農業振興課などによると、JAいせはらの柑橘(かんきつ)部会に加入し、ミカンなどの柑橘類を育てる市内の農家は117戸で、栽培面積は27ヘクタール。収穫は年内いっぱい続き、今年の収穫量は310トンを見込んでいる。出荷後は市内のスーパーや直売所などで販売する。

 問い合わせは、JAいせはら営農経済部電話0463(93)8115=平日のみ。

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