浸水被害のあった長野市の豊野中学校の3年生は近くの学校の教室を借りて、きょう29日から授業を再開させました。
長野市の豊野中学校。きょうから「自由登校」が始まりました。1、2年生は被害の少なかった2階以上で自習を行います。
豊野中学校は千曲川の濁流が押し寄せ1階部分が浸水しました。その後、泥がかきだされ清掃は終わりましたが、机やイスはなく1階は使うことができません。また、電気設備が壊れ停電も続いていて授業もできません。
このため、受験を控える3年生およそ90人はきょうから別の学校に移動して、授業を受けることになりました。教室を貸し出したのは近くの市立長野中学・高校です。
(リポート)
「移動してきた生徒たちは市立長野中学校の校舎を借りて授業に励んでいます」
3年生にとっておよそ2週間ぶりの授業です。
豊野中学校3年生:
「不安もありましたが、このような環境で授業をやらせていただきありがたい」
「いつもどおりにできたらなと思います」
この1週間は1日3時間の授業などを行う予定でその後、授業数を増やしていくということです。
豊野中学校・林理恵校長:
「『授業どう?』と聞くと『楽しかった』と言っていましたので、私としてはまずは安心しました」
豊野中学校では、電気設備の復旧に合わせ、全学年で授業を再開させることにしています。