台風19号の被害で立ち入り禁止になっている箱根の観光名所「仙石原すすき草原」（神奈川県箱根町仙石原）の遊歩道が29日、一部区間で再開した。ススキが見ごろの時期に観光客に楽しんでもらおうと、町が復旧を急いでいた。
すすき草原は大雨の影響で石が流出するなどの被害が広範囲で確認され、町は15日から遊歩道の立ち入り禁止としていた。
復旧作業は遊歩道約700メートルのうち、入り口から約150メートルの平らな区間に石を敷くなどして対応。観光客が歩きやすくなるよう補修し、黄金色に色づくススキを間近で見られるようにした。勾配がある残りの部分については、見ごろが終了した後に改修するとしている。
すすき草原は「かながわの景勝50選」などに選ばれている。
