SNSきっかけで大ブレーク!! 熊本弁のお母さん“光ママ”日めくりカレンダー発売のしゃかりきにインタビュー!

皆さんはママさんバレーボールのユニホーム姿で、熊本弁バリバリの肝っ玉かあちゃん“光(ひかる)ママ”をご存じだろうか。お笑いコンビ・しゃかりきの光が扮(ふん)するキャラクターで、高校生の息子“ヒロちゃん”(相方・おっくん)との日常が切り取られた動画「頑張るお母さんシリーズ」を光のInstagramにアップ、その動画が幅広い世代に共感を呼び、人気を博している。光のフォロワーは64万人を突破!(2019年10月24日現在)2019年9月には、そんな大人気“光ママ”が世のお母さんたちにエールを送る「【日めくり】まいにち光ママ!」が発売された。この大ブレークをどのように感じているのか? 今回は“光ママ”と“ヒロちゃん”に話を聞いた。

──今日はよろしくお願いします。しゃかりきは今年で結成10年目ですが、Instagramに光ママが登場したのが今年の1月(本格的には2月)ですよね?

光ママ「もともとNSCの1年目から“光ママ親子”のネタは、やりよったんよ。だから、光ママ親子としゃかりきは一心同体。インスタに本格的に出るまでは、ネタの動画とかも出してたんやけど…。光ママの投稿がすごい共感してもらえるけん、『光ママで行こう! 光ママ親子に飯食わしてもらおう』ってしゃかりきさんが言わして(おっしゃって)、私たちで7カ月くらいやっとるね。やけん、しゃかりきさんは7カ月ずっとお休みやね(笑)」

ヒロちゃん「今、活動してないんじゃないですかね?(笑)」

光ママ「ばってん、それで(しゃかりきは)飯ば食えるようになったけん、よかったたい」

──インスタで光ママたちが活動を始めて約7カ月で、フォロワーがすごいことになっていますが、手応えを感じた投稿とかありますか?

光ママ「そういう投稿はないとよ。よく言う“バズる”とか、きっかけの動画とかはなくて。毎日少しずつ上げて、フォロワーが減るタイミングまで2人でやろうって言うとったんよ。そしたら、いっちょん減らんたい(笑)」

ヒロちゃん「伸び続けてね、ありがたいことに」

──え!? コレがきっかけみたいなのはないんですか?

光ママ「なかったい! フォロワーに聞いても、光ママを知るきっかけの動画はみんなそれぞれ違うと思うよ。自分で知った人もおるし、人に教えてもらって知った人もおるし、おすすめに上がってきて知った人もおるけんね。10年間も暇さしてもらっとったけん、その分の貯金を切り崩していくかのように、今お仕事ば、いただきよるたい。感謝感激光ママ!」

──このブレークについて、同期や周りの芸人からの反響はどうでしたか?

光ママ「光ママ親子も10年やってきとるけん、周りからしたら“急に”ではないと。やっとこのキャラが知られたって感じよね。『(光ママ親子ネタは)ずっと劇場でやってきてウケよったけど、なかなか上に上がれんかった。でもお前らはSNSだったね』って評価してくれてるね」

ヒロちゃん「ありがたいですよね、ほんとに」

光ママ「うれしかったのは、動画上げ始めてフォロワーがまだ200人~300人の頃、同期の中でも特に仲のいいゆにばーすのはらちゃんとか、コロチキ(コロコロチキチキペッパーズ)のナダルとかが『あの動画面白い! やり続けた方がいい!』って言ってくれたとよ。あの2人にそう言ってもらった時にやっていく自信になったね。同業者って褒めることって、あんまりせんもんね。だけん収入のなかばってん、フォロワー1000人超えた時にバイトを辞めたもんね(笑)」

ヒロちゃん「すごいよね、そのタイミングで辞めるんやっていう」

光ママ「吉本興業の芸人の中で誰もしなかったことを、したんじゃないだろか。フォロワー1000人、バイトの給料30万、吉本の給料5万よ。それでバイト辞めたっだけん! 周りからは『あんたバカじゃないと? 月5万でどうやって生活していくと?』とかいろんなこと言われたね。この動画でいけると思ったけんバイトを辞めただけ。こんなの初めてやったけど、なんか感覚があったとよ」

ヒロちゃん「すごいよな。僕はまだその頃はバイトしてましたもん。こんなふうになるなんて思ってなかったです。でもこのネタは、ずっと好きだったし自信もあったんですよね。だからうれしいです。認めてもらえたんだなっていう」

──人気が出た理由ってなんだと思いますか?

光ママ「まあ共感だろね。テレビにほとんど出とらんけん。ほぼ『コレ見てみて!』っていう口コミ。みんなの共感でここまで広がっとるけんね」

──では、今回発売された日めくりカレンダーの中でお二人のお気に入り、オススメのページや言葉はありますか?

光ママ「一番のオススメは…買って見てもらいたかけんね~(笑)。でも一番ヒロちゃんに言いよるとは、『ヨソはよそ! うちはうち!』やね。○○くんの家は門限の遅いとか、○○くんはゲーム買ってもらったとかね。でもその○○くんの家にはない、うちの良さもあるしね。子どもって、いいとこしか見えとらんだけ。良いものは取り入れて、悪いものは取り入れん! よそはよそ、うちはうちたい。あとはね、大きい文字の下にある小さい文字で書いてあるとこ。ここに一番時間をかけたけん、そこを一番見てほしいかな」

ヒロちゃん「僕はね~、(『抱きしめることが最高の愛情』と書いてあるページを指さして)コレええやん。僕、抱きしめられてますし」

光ママ「取材やけんいいこと言おうと思ってね。こんなことば言いよるけどね、実際抱きしめたら嫌がるくせに、人の前だとええ格好ばすっとよ」

ヒロちゃん「そらそうやろ!(笑)でも、ええ言葉やなって思ったから」

光ママ「そればオススメしよる自分に酔っとるとよ、あんたは(笑)」

──(笑)。では最後に、読者へ一言ずつお願いします。

光ママ「私から言えることは一つ。動画を待ってくれる人がいる限り毎日動画は上げ続けるし、その人たちをがっかりさせないように今後もやっていきたいですね」

ヒロちゃん「僕らを応援してくれる人たちのことを愛しますし…」

光ママ「やっぱり入ってこんね! あんたの言葉は」

ヒロちゃん「みんなに愛されたいんです! でもそれだけじゃダメじゃないですか。僕らも皆さんのこと愛しますんで…。なので、これからも応援よろしくお願いします」

光ママ「あんたやっぱりコメント力のなかね(笑)」

──(笑)。ありがとうございました。

方言の親しみやすさと“あるある”で多くの人の共感を得て人気者となった“光ママ親子”。発売中の日めくりカレンダーには、そんな光ママの愛のある言葉がたっぷり! 皆さんもその“愛”に酔いしれてみては?

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