ロス削減へ食品提供 長崎市役所でフードドライブ

家庭で余った食品を市職員に手渡す市民(左)=長崎市役所

 10月30日は「食品ロス削減の日」。長崎市は30日、市役所で「フードドライブ」を実施。約90人が米や油、のり、乾麺など計158キロの食品を提供した。
 フードドライブとは、家庭で余っている食料品を集め、福祉施設や子ども食堂などに提供する活動。市廃棄物対策課や同市万才町の市地球温暖化防止活動推進センター(通称・サステナプラザながさき)で常時受け付けている。
 今年10月に食品ロスの削減の推進に関する法律が施行されたことから、初めて市役所にブースを設け、食料品の提供を受け付けた。
 長崎市石神町の主婦、浜田由紀子さん(71)は「入院中の姉の家にあったお米を持ってきた。誰かの役に立てればと思う」と話した。

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