「笑点ドラマ」第3弾は初代・林家木久蔵! 柄本時生「こんなにも流される人なんだ(笑)」

俳優の柄本時生が、BS日テレで2020年1月11日放送の「BS笑点ドラマスペシャル 初代 林家木久蔵」(午後7:00)で「笑点」でおなじみの落語家・初代 林家木久蔵を演じ、その妻を成海璃子が務めることが決まった。

同作は2017年からBS日テレでシリーズとして放送している、BS笑点ドラマスペシャルの第3弾。「笑点」内で不動の“おバカキャラ”を貫き、異彩を放ち続ける林家木久扇(初代・林家木久蔵)だが、番組出演当初は無個性で特徴がなく、レギュラー回答者から降ろされる寸前までいったことがある。そんな“おバカのスーパースター”林家木久扇の知られざる原点を描く。出演はほかに、これまでのシリーズで笑点メンバーを演じてきた谷原章介、尾上松也、駿河太郎、松尾諭、塚本高史が続投。さらに橋爪功、柄本明、仙道敦子、角野卓造、小野武彦ら豪華俳優陣が名を連ねる。

林家木久蔵役の柄本は「台本を読んだ時に、こんなにも流される人なんだなぁと思いました(笑)。その軽さや人間力が面白いと思います」と魅力を語り、「今回もいろいろな方々に出ていただいていますが、笑点メンバー役の方々と集まった撮影は楽しかった。1日だけでしたが、あの日は楽しいと思える現場でした」と回想。

妻役の成海は「うそかと思うような出来事がたくさんあり、木久蔵さんが自分の結婚式を抜け出して替え玉騒動を起こしたというシーンも衝撃的でした。現実でこんなことが起きるのかという驚きと、木久蔵さんが魅力的に描かれています」とアピールした。

また、クランクアップには林家木久扇がサプライズで現場を訪れ、柄本に花束と木久蔵ラーメンをプレゼントした。木久扇が「わたくしの人生は面白いでしょう。演じられていかがでした?」と問うと、「いやー面白いですね、すっごいですね。必死に考えながらも演じられて楽しかったです」と柄本。「見てもらう方にもそういう風に受け取っていただけると、僕も“生きててよかったな”と思います」と柄本を労った。そして、俳優のオーディションを受けたことがある木久扇は自身のドラマ化について「すごく不思議な感じがしました。お芝居好きなんですよ。でも落語家になっちゃって。それを代わりにやって頂いた。ありがとうございます」と満足げだった。

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