メジャーリーグの各球団が注目するNPB・KBOの選手たち

MLB公式サイトでは、オフシーズンの開幕を前にジョン・ポール・モロシが日本プロ野球と韓国プロ野球の注目選手をピックアップ。日本人選手では、秋山翔吾(埼玉西武)、筒香嘉智(横浜DeNA)、菊池涼介(広島東洋)の3人が紹介されている。

モロシは、2010年代の日本人選手のメジャー挑戦を振り返り、投手が14人、野手が3人、そして「二刀流」の大谷翔平(エンゼルス)がメジャーデビューを果たしたことを紹介。しかし、「新たなディケード(10年間)のスタートともに、投手中心の流れに変化がある」とし、今オフにメジャーへ移籍する可能性のある選手として秋山、筒香、菊池の野手3人の名前を挙げた。

モロシによると、ゼラス・ウィーラー(東北楽天)がMLB公式サイトへテキストメッセージを送り、「この3人は全員が日本プロ野球の一流選手であり、MLBでも活躍できる可能性を秘めている」と紹介したという。そのテキストメッセージのなかで、ウィーラーは、この3人がメジャーで活躍するためのポイントとして「メジャーのスピードとプレイスタイルに適応できるかどうか」を挙げたようだ。

秋山、筒香、菊池のほか、日本プロ野球の選手で名前を紹介されているのは、ジョエリー・ロドリゲス(中日)とピアース・ジョンソン(阪神)の2投手。ロドリゲスについては、巨人が強い関心を示していることまで言及されている。

一方、韓国プロ野球からは、金廣鉉(キム・グァンヒョン)、ジョシュ・リンドブロム、アンヘル・サンチェスの3投手がリストアップ。SKワイバーンズに所属する金は、2014年オフにポスティング制度を利用してメジャー移籍を試みたが、パドレスとの交渉が不調に終わって韓国に残留。今季は17勝6敗、防御率2.51、180奪三振の好成績をマークした。

右腕リンドブロムは、斗山ベアーズで20勝3敗、防御率2.50、189奪三振、同じく右腕のサンチェスは、金と同じSKワイバーンズで17勝5敗、防御率2.62、148奪三振の好成績をマーク。両投手には日本プロ野球のチームも興味を示しており、日米による争奪戦となるかもしれない。

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