マルケス「リラックスしている場合ではない」/MotoGP第18戦マレーシアGP事前コメント

 11月1~3日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われるMotoGP第18戦マレーシアGPを前に、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダーが意気込みを語った。

■チーム・スズキ・エクスター

●アレックス・リンス
「マレーシアは大好き。サーキットも僕たちのマシンに合っているし、雰囲気とフルパワーを発揮できるコースが大好きだ。過去のレース、特に2018年はいい結果だった。今週末もうまくやれると思う。再びマシンにまたがり、ベストをつくすことを楽しみにしている」

●ジョアン・ミル
「セパンはテストで走っていて、MotoGPマシンで走る感触が分かっているから、フィリップアイランドよりさらによくなると思う。過去にはセパンで優勝したことがあるし、いい週末になることを期待している。GSX-RRのセットアップは順調に進んでおり、表彰台に近づいていることを感じている」

■ミッション・ウィノウ・ドゥカティ

●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「セパンはシリーズのなかで最も好きなコース。このコースにはすばらしい思い出がいくつかあり、自分のベストなキャラクターでライディングすることができる。同時にマレーシアGPはシリーズ中、最も過酷なレースのひとつでもあり、暑さと湿度はこれまでのレースにも大きく影響してきたが、2019年がどうなのか様子をみてみよう。リザルト上は、過去のレース結果では、雨の有無に関わらず、あらゆる状況で競争力があると思う。でも、現在のMotoGPは予測することがとても難しいからね」

●ダニロ・ペトルッチ
「残念ながら、フィリップアイランドでのクラッシュはいくつかの影響があり、骨折はしていないが、足首がまだ痛いから、足を下げておくことが難しい。数日中に痛みが落ち着き、普通にレースができることを願っている」

「いずれにしても、セパンはポイント獲得のチャンスのあるコース。それを最大限に活用しなければならない。チャンピオンシップでランキング3位を獲得し、チームタイトル獲得をめざして戦うレースがあとふたつある」

■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP

●バレンティーノ・ロッシ
「シーズン前にテストを行ったセパンに臨む。レース前にどの位置にいるのかを理解するのは常に難しいが、2018年のマレーシアGPでは強かった。フィリップアイランドはファンタスティックではなかったが、いくつかのいい点があった」

「セパンはもちろんコースも違うし、コンディションも異なる。マレーシアGPはだれにとってもフィジカル的には非常に厳しいレースだが、再びベストをつくすよ」

●マーベリック・ビニャーレス
「先週末のフィリップアイランドでは戦闘力があり、レースを通じて学ぶことができた。タイヤの消耗も悪くなかったし、ペースもよかった。マシンはうまく機能しており、チームは週末を通じてすばらしい仕事をしてくれたので、マレーシアでは再び戦う準備ができている」

「セパンは気温が常に高いから、特殊なレースとなる。困難だが準備はできている。シーズン前に行ったテストもよかったし、最近はマシンのフィーリングもいいので、今週末もトップを争うためにハードにファイトするよ」

■レプソル・ホンダ・チーム

●マルク・マルケス
「オーストラリアではすばらしい勝利を収め、僕とチーム、そしてマシンはすばらしい状態にある。3連戦の最後であるマレーシアを迎えたが、リラックスしている場合ではない」

「セパンはヤマハもドゥカティも速いコースだが、目標はもちろん勝つために戦うこと。ウイークの様子を見て、必要に応じて適応したい」

●ホルヘ・ロレンソ
「セパンは過去には成功を収めたコース。今年の最初のセパンテストは、トレーニング中のケガのために参加することができなかったが、チームはテストを行っているから、バイクのセットアップに関するアイデアはある。フィリップアイランドと比べて、セパンは僕に合うはずのコースだから、もてぎのような状態に戻ることができると思う。週末がどのように進むか様子を見たい」

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