「横浜ハンマーヘッド」オープン 横浜・MM21新港地区

テープカットでオープンを祝う関係者ら=横浜市中区の「横浜ハンマーヘッド」

 横浜港で3カ所目となる新たな客船ターミナルを含む複合施設「横浜ハンマーヘッド」が31日、横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区にオープンした。11月4日には“こけら落とし”として、英国籍の客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が入港予定。

 新施設は5階建て。客船ターミナルに加え「食」をテーマとした商業施設やホテルを併設している。名称は、新港ふ頭に1917年、国内で初めて設置され、新港ふ頭の象徴となっている英国製の50トンクレーン「ハンマーヘッドクレーン」に由来する。

 この日は、元宝塚歌劇団・月組男役スターの美弥るりかさんを一日館長に招き、テープカットで開業を祝った。林文子市長は「たくさんの知恵と情熱でこの建物ができた」と関係者をたたえた。新港ふ頭客船ターミナルの岡田伸浩社長は「客船ターミナルと本格的な商業施設、ホテルが一体となった施設は国内で初めて。新たなにぎわいの拠点として利用してもらいたい」と話した。

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