県高校美術展始まる 立野さん(大村2年)ら全国へ 4日まで 長崎県美術館県民ギャラリー

高校生の若さあふれる作品が並ぶ会場=長崎市、県美術館

 第50回県高校美術展(県高校文化連盟主催)が10月31日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで始まり、若さあふれる466点が会場を彩っている。4日まで。
 県内高校生最大の美術展で県高校総合文化祭の一環。60校の生徒が絵画225点、デザイン205点、彫刻15点、工芸8点、現代アート(映像含む)13点を出品。高校生の日常や思いを素直に表現した作品や、現実と理想を組み合わせた独創的な作品などが目立ち、来場者を楽しませている。
 出品作の中から優秀賞48点、優良賞70点が選ばれ、優秀賞のうち1、2年生7人の作品は、来年夏の第44回全国高校総合文化祭「高知総文祭」に、3年生を含む10人の作品が12月に宮崎市である第3回全九州高校総合文化祭に推薦された。
 また、50回目を記念し、同展の運営に関わった生徒による作品投票も実施。絵画、デザイン、立体(彫刻、工芸、現代アート)の3部門で特別賞を選んだ。
 県高文連美術専門部の田島尚史委員長は「高校生の若さとやる気に満ちた作品ばかり。生徒の視点に立って作品を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

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