10月の外国為替市場での円相場は、米中閣僚級協議を経て部分的な合意に達したことなどから米中貿易摩擦の懸念が後退、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢となり、108円台後半で推移した。
そのようななか、全体の企業倒産は沈静化が続き、速報値ながら10月の「円安」関連倒産は2カ月ぶりに発生がなかった(前年同月ゼロ)。また、「円高」関連倒産も9カ月連続で発生がなかった(同ゼロ)。
なお、2019年累計(1-10月)は、「円安」関連が5件(前年同期比61.5%減、前年同期13件)。一方、「円高」関連は1件(同66.6%減、同3件)で、ともに6割超の大幅な減少推移を辿っている。
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