スマートに多彩に 横浜で2つのライトアップイベント開幕

光の波が出現した「ナイト・シンク・ヨコハマ」のメイン会場=横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区

 横浜の夜景を彩る二つのイベントが1日夜、横浜港や横浜市中区などの中心市街地で始まった。期間中、多彩なライトと音楽の演出が横浜の街並みを色鮮やかな光で包む。

 「NIGHT SYNC YOKOHAMA(ナイト・シンク・ヨコハマ)」は横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区をメイン会場に開幕。午後6時から1時間ごとに、音楽に合わせて複合施設「横浜ハンマーヘッド」や大観覧車「コスモクロック21」、県警本部など8施設の壁面を色とりどりにライトアップしながら上空をサーチライトで照らす特別演出が披露された。12月27日まで。

 「春節燈花(とうか)」が始まった横浜中華街など中心街の25の会場でも同様の光の演出が行われた。横浜港大さん橋国際客船ターミナルなどでは、拡張現実(AR)の技術を活用し、実際の風景と非現実の演出が融合した世界がスマートフォンの画面に映し出されるウェブサイトを開設した。

 一方、象の鼻パークなどでは、新たな夜景の創造に挑む国際アートイベント「スマートイルミネーション横浜」がスタート。発光ダイオード(LED)照明などの省エネルギー技術を活用した国内外のアーティストや大学、企業の作品21点が展示されている。4日まで。

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