ようこそアロマの世界へ 自分だけの香り作り

アロマセラピストの橋本真理子さんが主宰する、ワークショップ「ナチュラル・アロマティック・ライフ」。この日は入門編が行われ、赤ちゃん連れを含む6人が参加した。

橋本さんは、「アロマセラピーとは、精油を使って心身の調和を取り戻し、いろいろな症状を正常な方向に戻して、健康を回復・予防する療法です」と説明。アロマセラピーやナチュラル製品の基本について、レクチャーしていく。

まずは、参加者の自己紹介からスタート。「主人が夜眠れないので、なんとかしたくて」「ナチュラルなものが好きなので、その効能や製品が知りたい」「もっとアロマの知識を深めたい」と、全員明確な目的を持って集まっている。

アロマセラピーの起源や歴史、主な精油の特徴や効能、使い方の説明から、ナチュラル製品の説明に続く。Q&Aの時間では「市販の精油は信頼できますか?」「風邪の引きかけ時に良いものと、その使い方は?」など質問が飛び交った。

「アロマは知識なしで取り扱うと危険です。よく理解して安全に使ってください」と橋本さんが注意を促した後、「自分の香り作り」に入った。

ARC認定アロマセラピストの橋本真理子さんのレクチャーの後、みんなでオリジナルの香りをブレンドして楽しんだ

今回はアロマやナチュラル製品に関心の高い人たちが集まった

ラベンダー、ローズマリー、ゼラニウム、ワイルドオレンジ、パインなど、橋本さんが用意した約20種類の精油から、インスピレーションで自分の好きな香りを2〜3種類選び、植物油で希釈する。「香りはイメージが大事。アロマを自分で自由に扱えるようになったら楽しいですよ」と橋本さんは、ほほ笑む。

「メイチャンとユーカリをブレンドしましたが、どうでしょうか?」と参加者に尋ねられ、「元気になる香りですね。風邪にもいいですよ」と橋本さんは解説。「これだと何か物足りないような」と言う別の参加者には、「ベルガモットを入れると香りがまとまってきますよ」とアドバイスした。

アロマのかぐわしい香りが漂い、みんなでリラックスした時間を楽しんだ。

主婦の浦田真由さんは、「歴史から丁寧に説明してくれたので分かりやすく、アロマセラピーの世界の奥深さを知ることができました。ラベンダーとメイチャンで作った香りがとても気に入ったので、すぐに使いたいです」と顔をほころばせた。

マンハッタン在住の森田珠実さんは、「精油とは何かという基礎から使い方まで知ることができました。オリジナルブレンドの香り作りも楽しかったので、自分でまた作ってみたいです」と楽しそうに話した。

子育て中のママ、野口直未さんは、「日本でアロマの勉強をしていたことがあり、家でも使っています。分かりやすく勉強になったので、自分で使えるようになりたいです」と前向きだ。

橋本さんは「自分の肌に付けるものや香り環境の質など、ちょっとしたことで、より心地よい生活ができます」と話していた。

自分にふさわしい香りができ上がる楽しみを体験

Natural Aromatic Life

月1回、ユニオンスクエアでテーマ別のワークショップを開催。 ARC(Aromatherapy Registration Council)認定試験を受けるための、 コース終了証明書を発行する、アロマセラピスト養成コースもある。 【問い合わせ】malilikony@gmail.com/maliliko.com

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