赤いソバの花「高嶺ルビー」見ごろ 諫早・山茶花高原

かれんに咲き誇る高嶺ルビー=諫早市、山茶花高原

 秋が深まる中、長崎県諫早市小長井町の山茶花高原ハーブ園入り口付近の畑に、赤いソバの花「高嶺(たかね)ルビー2011」がかれんに咲き誇り、見ごろを迎えている。11月下旬まで楽しめそう。
 同園によると、一般的に日本のソバは白い花を咲かせるが、標高4千メートルのヒマラヤ山脈の麓に咲く花がルーツの高嶺ルビーは、品種改良を重ねて最初はピンク色の花が徐々に赤色に変わる特徴をもつ。9月初旬、取り寄せた約5万5千粒の種を約500平方メートルの畑にまき、10月下旬に開花し始めたという。
 同園を管理する市小長井振興公社の富田和彰理事長は「来年以降は規模を広げて高原を赤いじゅうたんに染め、ソバの実の販売なども考えていきたい」と話している。

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