ここも東京!「都立 秋留台公園」で癒しと健康の開放的公園との出会い

芸術の秋、食欲の秋、運動の秋・・・旅に出たいという衝動を掻き立てられるこの季節。多摩のあきる野市にある、自然と花に囲まれた美しい競技場が有名な「都立 秋留台(あきるだい)公園」に出かけてみませんか?まるで外国にきたような気分になれる公園は、癒やされ旅にぴったりです!

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「少し旅」にちょうどいい距離感

東京から約1時間40分。最寄り駅の東秋留駅・秋川駅から徒歩15分ほど行くと「都立 秋留台公園」にたどり着きます。

駅に降り立った瞬間に舞い込む緑の香りが、早くも旅気分をそそります。都内からも近いので、旅気分を兼ねて自然を感じるのにちょうどよい距離感ですね。

周りには武蔵野の面影を残す田園風景が広がっており、奥多摩の山々を望むことのできる自然に恵まれた素晴らしい景観の公園です。

早朝の清々しい公園では、ランニングやウォーキングをしている人たちの軽やかな足音が聞こえてきます。中央広場に子供が遊べる「じゃぶじゃぶ池」がありました。ゴールデンウィークや夏のシーズンには人だかりができそうですね。

レンガと大理石を使った東欧風の「バラ園」には約110種類450株の色とりどりのバラが咲き誇るというローズフェスタ(春5月下旬、秋10月下旬)も開催されるとか。オンシーズンにまた訪れてたくなりますね。

筆者が訪れたこの日はまだバラは咲いていませんでしたが、じゃぶじゃぶ池の先の「コスモスの丘」では、雨の後のコスモスがやわらかく揺れていました。

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芝生、トレーニング、展望台

「芝生広場」は広がる緑が爽快で、北の大地にいるかのよう。ボール遊びやゲームが楽しめ、サービスセンターで受付をすればバーベキューもできるそうですよ(4月~11月/用具・食材持参、ゴミは確実で持ち帰りましょう)。

かたつむりの形をした「コニファー園」には花壇、その隣にはブランコ、すべり台、砂場と遊べる「遊具広場」、説明パネル付の筋トレ器具のある「トリム広場」で気軽にトレーニングも。

小高い丘には八角形の屋根が可愛らしい「展望台」。だんだん青空がでてきてメルヘン世界。

その中心には、そこから見える富士山、高尾山、甲府方面の山などの名前を書き込んだ円形方位図がありました。

この日は雲が多く、富士山は見えませんでしたが、天気がよかったらいい景色が望めるでしょう。

展望台を降りた競技場の裏手にある「野草園」の直線散歩道には季節の野草が咲き、野鳥のさえずりが辺りに響いてリフレッシュできます。野鳥や花マップのパネルが設置されていて、季節のお勉強も楽しめます。近頃、ビョーッビューッとけたたましく鳴く声に特徴のカオグロガビチョウが増えているみたいです。これは、東京の昭島・あきる野周辺にしかいなようです。

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目を惹く競技場を走ってみよう

収容人員約6700人という大きな陸上競技場は、現在、第3種公認検定のため改修工事を行っています(来年3月末工事終了予定)。更衣室・シャワー室、競技用具約133種を備え、400m全天候型トラックは、走る憧れを抱くほど美しいライン。早朝は大歓声前の静けさがありました。

※団体貸切有料/東京都立公園条例で定める額。※一般公開日/第1日曜、第3土曜、毎水曜及び貸切使用のない時は一般に無料公開。用具を使用しない陸上競技の練習のみ可能。

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動ける喜び、四季折々の喜び

競技場は春はソメイヨシノに囲まれて、公園は夏はアジサイ、秋はイチョウ、ケヤキなど紅葉が、冬はクリスマスローズと楽しませてくれます。四季折々に感謝するとともに、走って歩ける健康に感謝したくなりました。オーストラリアから輸入したレンガをしきつめた遊歩道を歩きながら眺める木と空は、東京にいることを忘れさせてくれるほどの癒やしを感じることができそうです。

都立 秋留台公園

住所:東京都あきる野市二宮・平沢

開園:常時(入園無料/一部有料施設あり)

交通:JR五日市線「東秋留駅」「秋川駅」から徒歩15分

問い合わせ:秋留台公園サービスセンター

住所:〒197-0814あきる野市二宮673-1

電話番号:042-559-6910

営業時間:8:30~17:30

(サービスセンター及び各施設は年末年始は休業)

HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index053.html

[All photos by kurisencho]

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